インターネットでは歯を白くするための方法が様々に言われており、もはや医学的根拠が全くないものすら一般的な方法として言われてしまっているようです。
もしも、簡単に歯を白くすることができるならば、プラークを完全に除去できているということとイコールなわけですから、多くの歯科医院は不要であるということになってしまいます。しかし、残念ながらこのような漂白方法というのが表面的なものであり、ただ汚れを白くしただけにすぎないという場合が多いわけです。そのため、どちらかと言えば医療行為であるというよりかは、美容的なアプローチであるということが言えるのではないでしょうか。
確かに、歯並びが素晴らしいということや、歯が真っ白であるということは、テレビの宣伝や雑誌の宣伝などで理想であるという風に言われることも多くなってきたわけですが、自分自身の歯が健康であればよいというふうに考えを改めてみるのはいかがでしょうか。
最近ではフッ素が入った歯磨き粉などが流行しており、歯の再石灰化を促すため初期的な虫歯であればこれで治ってしまうなどという風に歌われることも増えてきたように思われます。
しかし、歯磨き粉に入っているフッ素は、法律で定められた制限に収められており、ごくごくわずかと言われています。
効果をきちんと実感するためには歯を磨き終わった後何度も何度もうがいをするのではなく、軽く口をすすぐぐらいにしておき、フッ素の成分が歯に付着したままで数時間放置することが重要ではないでしょうか。何度もうがいをしてしまうと、せっかくのフッ素成分が歯にコーティングされないため、削られたエナメル質がそのままになってしまい、その部分にプラークなどがついてしまうと再石灰化よりも先に汚れが増えてしまうという可能性すらあるわけです。